05月17日付 INTERNET Watchの報道「価格.comのウイルス、MMORPG「リネージュ」起動中に活動することが判明」へのコメント:
ネット企業、弱さ露呈 価格.com閉鎖、収益ゼロに
2005年05月16日22時23分

 インターネット上で電気製品などの最も安い市販価格を探せる「価格比較サイト」の最大手、カカクコム(東証1部上場、本社・東京都文京区)の穐田誉輝(あきた・よしてる)社長は16日夕、同サイトの一時閉鎖について記者会見した。同社によると、敵対的な攻撃で防御策が破られたという。ネット利用で好調な企業も、ネットを遮断されればほぼ全事業がストップするというもろさが見えた。

 「われわれはネット専業。最高のセキュリティーを構築してきたつもりだ。しかし破られてしまった」。穐田社長は東京都内での会見で肩を落とした。

 同社によると、異変が判明したのは11日。利用者から「ウイルス警告が出た」とのメールが届くとほぼ同時に、同社員がサイトのプログラムが改ざんされていることに気づいた。何者かが防衛網を突破しサーバーに侵入していた。しばらくは社員が手作業でプログラムを直して対応したが、攻撃はやまず14日にサイトを閉鎖。警視庁に届けた。

 この間、同サイトを見た利用者にウイルスソフトが送りつけられたほか、一部顧客のメールアドレスを閲覧されたとみられるという。同社は自社サーバーすべてを刷新する方針で、サイト復旧のめどは23日という。

 カカクコムの事業は価格掲載料やサイト上のバナー広告など、ほぼすべてがネット経由。サイトが動かなければ収益はほぼゼロとなり、単純計算で1週間約4000万円が失われる。あるネット企業大手は「われわれはサイトが止まれば本社、支店すべてが火事で燃えたようなもの」と話す。

 何者かが不正侵入してサーバー内のプログラムを書き換えようとする行為は、対策会社大手のインターネット・セキュリティ・システムズ(ISS)によると「基本的には日常的に起きている」。愉快犯に加え、個人情報を盗もうとする商業目的の侵入も増加中という。ネット大手ヤフーなどは、サイトのプログラムを操作できる権限を複数人に分散し、部外者がだれか一人になりすまして侵入できたとしても、問題が全体に波及しないようにしている。

 ただ、不正侵入検知と呼ばれるサービス分野はセキュリティー対策としては比較的、注目されていない。05年度の国内市場は、ウイルス対策ソフトの約400億円に対し約30億円にとどまる見通しだ。ISSは「急成長のネット企業はシステムも日々増設するため、対策が追いつかないこともある」と指摘する。

 過去には国内で官公庁のサイトが改ざんされる例が相次ぎ、今年4月には中国でソニー現地法人のサイトが反日メッセージに書き換えられた。同月には人気オンラインゲーム「ファイナルファンタジー11」を運営するゲーム大手スクウェア・エニックスのサーバーも攻撃を受け、運営を一時停止した。

 企業や個人が管理運営するサイトへの不正アクセスは、独立行政法人・情報処理推進機構(IPA)に届け出があるだけで、ここ数年は年400〜600件台で推移する。04年に同機構に個人や法人から届け出があった不正アクセス事案は594件で、03年より4割以上増えた。このうちサイトの改ざん15件、ファイルの書き換えが21件など実際に被害が確認されたのは計72件だった。
http://www.asahi.com/business/update/0516/104.html


 おいらが食べまくっている間にこんな事件ですか。。。
 カカクコムの社員の人、ウィルス対応も大変でしょうが、出店テナント、広告主への補填などの対処を決める担当の人は寝る時間もない状態でしょう。。。
 感染に気づいたのは11日ぐらいで、被害届けだして、調査しながらサイトは公開していたため、更に酷くなったよかーん。これは気づいた時点で一回サイト閉めたほうが良かったのかも。その見極めは難しい問題ですけどね。閉めると補填問題・信用問題になるから、やりずらいとは思いますが、完全閉鎖して調査しなけりゃならない場合に比べれば、マシですからねえ。

 ちいとお仕事中

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