04月06日付 ZAKZAKの報道「「モナリザの間」一般公開…ルーブル美術館」へのコメント:

 やっと修復が終わったようですな。おいらがフランスにぶらっと行ったときは修復に入る直前だったため、モナリザの展示のところは見学マナーが悪いと言われるアジア人も、普段はマトモに見学する欧米の人達も、こぞってフラッシュをたいて撮影していました。修復しなければならないのは、観客がフラッシュをあてて絵画の塗料が変質したからで(有名絵画ほど痛みが早いし、油絵は素材上とても痛みやすい)、最後に記念に撮っておこうという人が、更にトドメをさして、状態を悪くしているのであります。フラッシュを浴びせるのは絵画のカッターをいれるようなものです。
 下手が撮っても(絵画の撮影は難しいとされています)どーせその芸術品の良さなんて映らないし、出来も悪いので殆ど見られることなくおわるでしょう。その作品が好きならば、ポストカードか画集を買えばいいと思うのですが。修復するのは莫大な費用がかかりますし、完璧に元の状態に戻ることはありません。モナリザの寿命の消費を少し減らしているだけです。カメラが携帯の普及によって嘗てないほど人の生活に共にいる現在だと、それ相応のリテラシーが求められるのでないでしょうか。

 モナリザが目を閉じないことを願います。

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