青春とはおバカで疾走するものであると、井筒監督は思っていると思う。お題が、南北問題、朝鮮と日本の国籍のロミオとジュリエットであるけれども、極めてまっとうな青春映画。全共闘やらべ兵連やら、そこら辺の風俗を、監督自身が体験した世代であるので、その時代の雰囲気をうまく伝えている。「イムジン河」を主人公は唄い、それによって大きな変化が起きるわけではないけれども、青い時代を消費していく。くどいまでの喧嘩シーンとラストにかけての話の重なり具合は、個人的にはおなかいっぱいになりすぎて余り好きではありませんが、監督の持ち味だと考えれば、そういうものだと理解できます。
「虎ノ門」での映画批評は、私の意見と全く異なり、観るのもめんどくさいぐらいですが、普通に楽しめました。「ゲロッパ」よりこちらの方がいいと思う。
「虎ノ門」での映画批評は、私の意見と全く異なり、観るのもめんどくさいぐらいですが、普通に楽しめました。「ゲロッパ」よりこちらの方がいいと思う。
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