黄色が殺す

昨夜、れでぃーすでぃなので新宿の松竹会館でキル・ビル観た。新宿までの途中にシネコンはあって、そっちの方が画像も音も良いだろうけど、この手の映画は小奇麗な環境でポップコーンをつまみながらより、少し年期の入った繁華街の方が相応しいと思ったのさ。（最近、都心にシネコンが出来たせいで新宿・池袋の映画街が大打撃を受けているらしい）行列できて満席だったから、そういう風に考えた人は意外といるのかも。井筒監督が感想をまき散らした直後だしね。
一言
日本人にとってはギャグ映画。

映像はカッコイイですよ。無数の映画からの引用をちりばめた、映画好きなら元ネタを探して友人内ウンチク王をやれることでしょう。でもどうしてもわかっててやっているズレてる日本や、外人同士なのに辿々しい日本語でトーキングタイムに突入されると、笑うでしょう？近年まれにみる面白さ（not映画の中身以外）ですよ。残虐といったって、ありえない血の吹き出かたや、そんなんでグロくないなあ。でも、友達はメシ喰いたくなくなったといってたから、おいらが変？2部作にしたせいで、100人切りのシーンなどが妙に間延びした感じなので、1本にした方がよかったと思う。（マトリックスも同じ）
あんまりにも変な日本すぎて、映画自体はかっこよくみえなかった（アメリカのシーンは普通にカッコ良く見えた）。スチールだと完璧なんだけどね。よく日本の映画でも海外ロケするけど、このキルビルみたいな感じで外国人の人からみられちゃうのかなあと思いつつ。かつてないくらい笑い声が起きてたから、そこらへんのコメディ映画は顔を洗って出直してくるべきですね。
映画マニアのための映画マニアがつくった映画だと思うけど、おいらにとってはユマ・サーマンかっこいいそれだけでいいかな。井筒監督の突っ込みは的が外れ過ぎてこの映画の中の日本語セリフぐらい笑えるので、ネットで検索して読む事をお勧めします。