SMAP,POP,POLICY

2003年6月26日
まずはじめにSMAPがいる。次にSMAPがいて、それから各々がいて、そもそものはじまりの前にはスケートボーイズがいる。この文に注釈をつけると、最初のSMAPは唯一無二のスーパースター、ドリフターズと二枚目を合わせ持つ人達のことで、次のSMAPは10年以上前に発売された紙パックジュース「SMAP」で、3番目は置いておいて、最後はローラースケートの前世紀のアイドルグループの後ろでローラーつき繋がりで踊っていたグループのことだ。PAUL AUSTERの「幽霊たち」の書き出しをぱくらして(今はリスペクトとも言う)いただいたが、スケートボーイズはどう頑張ってもSMAPという略号は作れない。まずPがない。SMAPというジュースの発売に合わせてその名前を戴いたグループで、SMAPというグループの名前自体に意味はなく、その後、スケートを意味したSはスポーツのSになり、他も後付けで意味を付加された。注釈の最初と二番目は本当は逆である。前作のアルバム「Drink! Smap!」でキャンベル缶ならぬ、ジュース缶をカバーにし、そのジュースも発売したけれども、最初の始まりをみれば、それは普通のことかもしれない。オレンジ味とスポーツドリンク味でそこそこにしか売れなかったものが、ルートビアのような、なんでアメリカだとこれは売れてるんだ?と首をかしげる味でも品切れ起こすぐらいに売れるようになった。

ある人が言っていた。SMAPにCM出演を依頼すると、企画が面白くなければ断られると。CMというものを自身の広告に利用しているマス時代のスーパースターだと。CMのギャラは高いので、面白くも無い90%のCMにも簡単に出てくれる他と違う。この他と違うが他と違うスーパースターになれた要因かもしれない。巨大になると、マニアックなことも、通りずらそうなことも、癖消しの香辛料のように、バランスがとれる。おおきいことはいいことだ。とは一概には言えないけれど、おおきくなければできないこともあり、社会の中心からずれたことでも、中心の位置を変え、そこに持ってくる腕力。POPは無限の長さがある両手の天秤で計られる。

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